片思いまっしぐらぁ~

☆紗季☆
そんなんじゃない!かぁ~。
あんなに顔に出てるのに、ほんと夢は自分の気持ちに素直じゃないな。
ここは、コウ君自身に協力してもらうか。
☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


ー次の日。
あぁなんか最近変なんだよな私。
コウ君にドキドキしたり、気づくと見てたり。
んーんっ!こっこれは恋というものでは!?
私、コウ君が好き!?
大変だ。これは、1番に紗季に知らせるべきではなかろうか。
うん、そうだ落ち着こう。
「紗季。」
「何?夢。」
「あのさ、急にだからびっくりすると思うけど、・・・」
「なに?なに?」
「実は、私コウ君が好きなの。」
「へえーーーー」
「なにその棒読み?」
「えっだって今更、気づいたのって感じでさ」
「あ、そうか前から紗季言ってたもんね。」
「でっどうしたいの?」
「どうしたいって言われても。」
「一回でもウソ告白して振られてるし・・・」
「そうだけど、諦めたらそこで終わるんだよ。告白するのはすぐじゃなくても、少しずつ頑張ってみたら?」
紗季がそう言った時チャイムが鳴った。
「そうだね。ありがとう。」
そう言って私は席に戻った。