理科の時間・・・そこから私の運命が変わった。
この時間だけは唯一楽しい時間だった。だったんだ。
   ・・
昨日のあれがなければ、                            「夢!今からみんなで王様ゲームするんだけどはまらない?」
小学校からの親友、紗季に声をかけられた。
「あっやるやる~」
結構みんなでこーゆう遊びをするのが流行っていたのであまり乗り気では
なかったが・・・断れないタイプな私。
王様ゲームをしきっていたのは私の苦手な武藤くんだった。
たんたんと進み、休み時間終了まであと3分という時だった。
武藤が「4番が理科で同じ班の異性に告る!」
私は恐る恐る自分の番号を確認する。
・・・「うちじゃーん。」みんな大爆笑。
「笑い事じゃないよ。」
固まっている私に、武藤くんが、
「次、理科だぜ。絶対告れよ。ゆ・め・ちゃん」



私は紗季と一緒に理科室へと向かった。
「どうしよ~紗季~。」
「まっ頑張れって」
おいおいそれ長年つれそった友にいうことかぁ?
私は、憂鬱なまま授業を迎えた。