私はゆっくりと雄が入れてくれたコ―ヒ―を口に運んだ。
「美味しい・・・」
「・・・そりゃよかった///」
つい呟いてしまった言葉に、彼は照れくさそうに笑った。
「ねぇ・・・」
少しの沈黙後私はさっきから謎だったことを聞いてみようと思って声をかけた。
「雄は何であんなとこで突っ立ってたのか聞かないの?」
私がさっきから思ってたこと・・・
「聞いて欲しいわけ?」
雄はいたずらっ子みたいな笑顔をしてきいてきた。
「そうじゃないけど・・・」
「じゃあ聞かねぇ。お前が話したくなったら言えよ。聞いてやる」
「・・・・うん」
さっきとちがって真剣な顔で言ったかと思うと、いつものように戻って私の頭をなでた。
なんか少しずるい気がする。
傷心のときに優しくされると、なびいてしまう・・・・
こんな私は弱いのかな・・・?

