大人な貴方、子供な私


テントも大体片付いて
コンロを洗い終われば
あとは飲み物や荷物を
バスに積むだけだ。

「さっきトイレの前に水道あったからそこ行くか」

団長、ヒロさん、みつおくん、私で水道場に向かった。

本当は待ってようとしたけど
みつおくんが行くって言ったら着いてったんだ。

そこで私達は他愛のない話をしてコンロを洗った。

「よし、荷物積むから持って来い」

ヒロさんが皆に呼び掛けた。

私は喉がかわいたため
積む前に飲み物が入った
クーラーボックスの中に入った飲み物を口にした。
2リットルのペットボトルだったけどコップに注がずに
飲んだ。

「私も飲もーっ」

さきも違う飲み物を飲んだ。

「もう飲まなくていいか?しまうよ」

「ん、飲む」

みつおくんが飲み物を
手にした。

ゴクゴク…

私はビックリしたんだ。
みつおくんが私がさっき飲んだ飲み物をコップに注がずに
飲んだから。

間接…キス…

みつおくん、間接キスとか
嫌いなはずなのに…

私は再び、胸が痛いほど
ドキドキしたんだ。