「?」
後ろを振り返ったら
みつおくんがいた。
"まなみ、こっちおいで"
この言葉に胸がきゅんとした
「はいっ」
私はみつおくんのほうに
駆け寄った。
「そこ暑いだろ?ここ涼しいよ」
「ありがとうございます」
日陰に入り涼しんだ。
けど、私の暑さは変わらない。
隣にみつおくんがいるから
私はドキドキしてもっと
暑くなった。
「俺さー結構野球得意なんだよね」
みつおくんは
スイカわりをした棒で
素振りをした。
「そうなんですか!」
「まなみ、そこ立ってみ」
私は言われた通りに立った。
そしたら
みつおくんは私の尻目掛けて
素振りしようとした。
「ちょっちょっちょ!それ絶対痛いパターンですよ!」
私はその場から離れた。
「はははっ!」
みつおくんは笑った。
貴方のその笑顔が好き。

