ガラガラっ…

店の扉が開く音がした
自分の座っていた位置が
扉と近かったため音が聞こえた

私はみつおくんだと思い
後ろを振り返った。

「うっす!」

そこには、みつおくんではなく、たかやくんがいた。

「たかやくんだ!」

「来たぜ来たぜ人気者がっ!」

自分で人気者と言うと笑いが起こった。

たかやくんは空いていた私の
隣に座った。

「よっ!元気だったか?」

「はい!」

たかやくんと話していると
テンションが上がる。
たかやくんのノリは
人を楽しませる。


それから、みつおくんは
19時をすぎても、20時をすぎてもやって来なかった。