屋台回りから帰ってきた私たち、16:15から本番開始。
そのために、テーピングや、化粧直し、色々準備した。

「よーし、集まれー」

団長の呼びかけに皆集まった。

「このために、たくさん練習してきたから、思いっきり楽しみましょう!…じゃあ行くぞおお!!」

「うぇいっーー!」

よく分からない気合いにのる皆。

マンションで、踊りを2曲お披露目して、巡行に向かった。
巡行している間は、すごく楽しかった。
たくさんのお客さんに囲まれ、皆で周りを盛り上げ、騒いだ。

そして、もうすぐでゴールの広場に着く頃…
私の右肩に重みがかかった。

「?」

私の右肩にはみつおくんの腕が乗っかっていた。

「どうしたんですか?」

私が問いかけた。

「お前の肩ちょうどいい高さすぎる」

「ははっ」

「お前の肩にずっと腕置いててもいい?」

「いいですよ」

「えへへw、まなみの右肩俺のね」

「え//」

そんなこと言われたら、「はい」って言っちゃうよ…。
その時、みつおくんは酔っぱらってたから、きっと
ノリ的な感じで言ったと思うけど
本気にしちゃった自分がいた。
みつおくん、彼女いるのにあんなこと言われたら嬉しいけど複雑な気持ちになる。