『おはよう穂波』 「おはよー」 ふぁーとあくびをしながら イスに腰掛ける。 すると… 『はい』 お母さんに何かを 差し出された。 あくびをした直後で 目が潤んでいたので その“何か”が何なのか すぐには分からなかったものの 受け取った瞬間、これが ハガキの束だということを 触った感触で理解した。