『ひょっとして穂波

諦めようとか
思ってるんでしょ?』


…さすが笹音だ。


私の心を
完全に読めている。


「だって
どうしようもないじゃん…」

『何言ってんの!?
どうしようもなくないし!』


いやいや…

だって陸斗
絶対忙しくなるじゃん。


成績も優秀だったけど


バスケやるために

前期で受験して
合格してんだもん。