「…っ…」 ふっと力が抜けて、優しい口付けに切り替わる。 ヒカルが応えてくれた。 静かな部屋に、2人の呼吸が響く。 全身が熱く、密着した体温が心地良い。 ―――お願い。 離れないで。 どうか、このまま――― 「――…ごめん、ユカリ。行ってくる」