こういうことは時々ある。



ナツがコンビニに寄りたがる理由なんて、ただ1つ。



~♪

「いらっしゃいませー」



軽快な音楽と共に聞こえる高い声。



主は、カウンターに立つ綺麗な女性。



「やっほー、ミドリさん!」


「あ、ナツくんじゃん」




……やっぱりね。



途端に嬉しそうな顔しちゃって、だらしない。




「今日もミカちゃんと一緒なんだ。ほんといつも仲がいいね」


「はは、ミカは俺のマブダチだからな!」



…へぇ、そうなんだ。マブダチなんだ。



…毎度繰り広げられるこんな会話に、何度胸を痛めればいいんだろう。