私と彼の物語

あとから､耳にした話は

あの日お母さんは病院で､なり始め鬱病と診断されたらしい

日々の疲れから､何もやる気が出ず､栄養失調やいろいろな器官が弱ってしまっていたらしい



それから私は､ずっと私と一緒にいるとみんな疲れて､私の前から消えて行ってしまうんじゃないかという不安と共に生きてきた

だから､友達だって別にいらなかった

迷惑をかけるのはわかってたし､いなくなってしまったら寂しいから。

そんな思いをするよりなら､最初から作らなければいい



私のせいで､みんなが疲れる必要なんてないんだ