「まあ良いじゃないか哲弥、


今回は何事もなく一位でゴール出来たんだし、


それにポイントも逆転できたじゃないか、


だいたいお前も前に言ってたろ、


下手にペースを落とすと、


かえってリズム崩す選手もいるって」


「分かりました、


良いか翔矢、これからはピットの指示に従えよ」


「はい」


「帰るよみんな」


浜崎の声に、一行はサーキットを後にした。