背後を走りながらプレッシャーを与える翔矢、



それでもミスをする気配はなかった、


ストレートで仕掛けてみてもコーナーで抜き返されてしまう、


仕方なく最終コーナーで仕掛けて、


立ち上がり勝負に持ち込んでみることにした。



ところが、肝心なところでミスをしてしまい、



結局トップの座は奪えずにゴールとなってしまった。



この時の観客の声援は、



隼人を応援するファンの歓声と、



翔矢を応援するファンのため息が入り混じっていた。



表彰台の翔矢は、


どこか浮かない顔をしていた。