この日は路面温度が高かったため、


隼人は翔矢に追いつくことに必死で、


前半に飛ばし過ぎたため、


すでにタイヤを使い切っていた。



その為いったんは広がった両者の差は、


再び縮まり始めていた。



「よしっ行けるかもしれない」



しかしそう思った時にはファイナルラップに突入していた。