「わかったわかった、


少し落ち着きなさい、



でもすごいなそれは、


これはスポンサーになって正解だったかな?」



「うん、絶対そうだって、


翔矢さんは将来世界チャンピオンになるんだから」



「そうか、じゃあ頑張らなきゃな」



あの優勝から数日後のこの日、


遥の姿は浜崎が経営する浜崎モータースにあった。



「こんにちは」



「遥ちゃんいらっしゃい、


よく来たね、ここすぐに分かった?」



浜崎が出迎えて尋ねる。