「え………」 あたしはそ男の子を見るなり、自分の目を疑った。 夢に出てきた男の子と同じ、 黒い漆黒の髪。 燃える炎のような紅蓮の瞳。 でも、どこか爽やかな雰囲気をまとった、男の子。 あたしはその子を前に、言葉を失ってしまった。