あたしはといえば、委員会にも部活にも属さない「暇人」の部類のため、これからは家を目指すのみとありまして……教室に向かいます。 1-3と刻まれたプレートがかかるドアを開ける。 すると、そこには、誰か――いた。 知らない、男の子だ。 確かに、教室の窓際に、佇む影。 男の子だった――。