AM7:00。 ジリジリとうるさい目覚まし時計と、鳴り止まない蝉の音に、あたしは目を開けた。 着ているTシャツが、汗で背中にくっついている。そんな朝の憂鬱にも、もう慣れてきた頃―― 思い出す。 今朝、見た夢を。