アルバと風の世界

そこへ紫の髪の少年が訪れて言いました。
「時間をあげるから、容器を貸して」

白い髪の泳いでいた少年がぶらさげていたひょうたんを
差し出します「ここに入れておくれよ」

「これで、風の世界が誕生するよ。幸せな時間が流れるはずだ」
紫の髪の少年は笑います。
「じゃあ、僕は帰るから、また、会いにくるよ」

紫の髪の少年は、去っていきながら、つぶやきます。
「仲良くできれば、時は流れ続けるから」

その後、風の世界は、平和な時代から
奪い合いの時代になっていき、再び
破壊の歌を歌う、空色の髪の少年の姿の時代に
もどってきました。

前に見た情景だ、ここから再生の歌が生まれたんだ
夢の中でラキアは、理解していました。

ならば、アルバの時を刻む装置を入れるのは
あのひょうたんみたいなウィローの魂の容器だ。