アルバと風の世界

そして、そこにある大きな扉をノックすると
王様のおつきの人が出てきました。

「アマンさまたちでしたか。どうぞ」

部屋に入って、奥へいくと
王様がのんびりと肩のオウムみたいな
大きな鳥にはなしかけていました。

振り返って、うれしそうに言います。
「お~ルシアか。目覚めたんだね。私を覚えているかな。
君の父親だよ」優しいひとみでルシアを見ています。

ルシアは急に涙があふれてきて
立ち止まってしまいました。そして


「お父さまなのですね。同じシルバーの髪で
赤紫色のひとみ。
私は、お父様に似ているのですね。

ずっと夢みていました・・・



自分が生まれた世界をみてみたいと・・・

そこでは同じ髪の人々が集っているのだろうかと
考えたこともありました・・



こんな風に戻ってこれて、うれしいです・・


でも、何も覚えていないのです・・」
泣きながら話すルシアです。