アルバと風の世界

そのとき、ずっと寝ていたカイアが起きて
さっとラキアの縄をほどきます。

「ラキアさま、どうぞ急いでください。また、あとで
結ばないと危険でしょうから」

ラキアが「カイア、ありがとう。君は、縄で縛られていなかったのか?
いや、ほどいたんだ?」聞くと

カイアは、微笑みながら「はい、これくらいは簡単です」

アルバが「よかった。これでうまくいくかな」ほっとしています。

カイアが「今、みなさまの縄をほどくと急に、黒風がきたときに
危険ですから、もう少し我慢してください。虹風の王に会えれば
きっと助かるはずです。優しい王ですから。しかし最近は
こちらからの情報が伝わっていないのですが・・
空風の王家が黒風にほろぼされたと思っているのでしょう。
結界が開けれないのがその証拠だと・警戒しているんだと思います」

ラキアが予想マシンの肩に手をおいて、
目を閉じています。思い出したいのは
ふたつ、虹風の結界を開く歌と再生の歌、

しばらくすると、ラキアは、あふれる思いが満ちてきて
そのまま気を失いました。