アルバと風の世界

カイアが「そうですか。では、もう少し先で」

しばらく飛んでいると「あの木の下で
休みますか」予想マシンが言いました。

静かに下降していきます。

大きな黄色い葉っぱの木でした。
降り立ったみんなは、そこで休みます。
持ってきた食料を手にして食べはじめています。

ラキアが「ここは、きたことがある。うん
この黄色い葉っぱに見覚えがある。いつだったんだろう」

カイアが「たぶん、3歳くらいのときだったと記憶しています」
静かに言いました。

アルバとルシアと予想マシンは、機械の羽をはずして
ほっとしています。

「ここは、平和な雰囲気ね。ただ、誰も住んでいないのかしら」
遠くに見える村に人気がないのを感じているルシアです。

予想マシンが「今は、無人です。きのうまでは黒風軍が
いた模様です」淡々と言いました。

アルバが「もしかして、この村の人々もやられてしまったのか?」

「たぶん」予想マシンが言いました。

言葉にならず、遠くを見つめるアルバとルシアです。

一休みしたみんなは、再び、目的のその場所に
向かって飛び始めます。