【完】君に出逢えて

《依麻side》


視界が真っ暗になり、顔をあげると龍くんの顔がすぐ目の前にあった。


「…ってぇ…」


「へっ!?りゅ、龍くんごめん…っ」


龍くんは私を腕の中に回し、自らたおれこんだのだ。


急いで退こうとするも龍くんの腕が離してくれない。


「りゅ、龍くん…?」


「許さない。」


「っえ…。」


龍くんは顔を黒い笑みに変えて、言った。