「ふぇ・・・・・・。」


涙が止まんない。さっさと止まって帰りたいけど・・・。



「どうしたの?」




どこからか声がした。振り向くと。





普通の男の子がいた。




「・・・誰?」





普通だ。イケメンでもブサイクでもなく、普通の男の子だ。





強いて言うなら、黒縁のメガネがきれい。よく掃除されてるな。