「楽はどうするつもり?」 「あぁ、夢のことかい?」 「そー。話しかけるだけで睨まれちゃうしさぁー。」 確かに、彼女のイケメン嫌いぶりはものすごいな。 夢を落とすには骨が折れそうだ・・・。 「俺はとりあえず様子を見ようかな?」 「そぉ?僕はどうしようかなー?」 誠十郎は小さく笑った。 キーンコーンカーンコーン 「あ、チャイムだ。」 「教室に戻ろうか?」