もう花が供えてあった。 ッ… 親父が来たのかもしれない。 前を見るとこっちに歩いてくる 親父の姿があった。 「でかくなったな。」 「…」 「ちゃんと飯食ってるか?」 「…今さら親父面してんじゃねーよ。」 俺は親父の横を通り過ぎた。 ケータイが鳴った。 「蓮!N高の奴らが ケンカ売ってきたから、今川原に居る。」 「あっそ。俺も行くから」 久しぶりにケンカで発散したくなった。