あたしの体をおかしな感覚に包まれる。 あれ?・・・・・痛くない。 さっきまで滝のように流れ出ていた血は何事もなかったかのように止まっていた。 止まっていた。と、言うよりは切られてない。 そっちの方が合っていると重う。 それでも・・・・・・・・ やっぱり、あたしは不幸だったんだ。 さっきまで眩しすぎた光は、真っ暗な世界へと変わっていく。 そして、あたしに問いかける。 (しばらく・・・・・・眠っていてね。)