大好きなきみへ。





「望美、教室に行こっ」

「うん。教室って何階だっけ?」

「えっとー、一年は三階だよ」


新しいスリッパを出している途中、


二人の女の子が近くに来て


「えっ、もう一回話して?」

「だーかーらー、あの二人がここの学校らしいよ?!」

「ほんとに?!嘘じゃないよね??」

「ほんと!名前もあったし、あたし同じクラスだった!」

「いーなぁ!あたしも同じがいいなー」


二人は何処かに行ってしまった。


そんなにも噂されるイケメンがいるんだ。


よっぽどだけどね。


とか、あたしには関係ないや。


「望美ーっ!早く~」

「今行くーっ」


あたしはさっきのことは気にせず舞のとこへ向かった。