大好きなきみへ。





徒歩10分から15分でついた学校。


門の前には新入生がぞろぞろと集まっている。


「あー、クラス一緒かなー…」

「んー…、一緒だといいけど…」


クラス発表の紙の前に立ち、


「運命の時だね…。よし!探そう!!」


あたしと舞は名前を探した。




「あっ、あたしの名前見っけ♪」


吉田は見つけやすい。


だけど人がいて自分の名前しか見えない。


前の子、女の子だといいけど…。


「舞、見つかった?」

「あっ、あった!二組!二組だった!!」

「えっ、あたしもだ?!」


舞の名前を探してみると名前があった。


「やったーっ!今年も同じーー!!」


あたし達は抱き合った。


今年も舞と同じで安心だ。