っと、そこに女子の皆さんがやってきた。何かな?


「ねぇ、神城さん。九条様とはどういう関係なのかしら?」


どうって、そりゃあ…


「お友達ですよ?」


「そう。お友達…」

「それが、なにか…?」

「神城さんにいい事教えてあげるね!」

「ん?なぁに?」


なんだか、五人の女子の皆さんがこうやって私を囲んでいると迫力あるね。


「男と女には友情なんてないんだよ♪」

「女と男っていうのは、好きか嫌いかなの!」

「だぁからぁ~、今後一切、九条様に近寄らないでね」

「九条様はぁ~、神城さんのこと鬱陶しいって、この前言ってたの。だから、九条様に近寄らないでね」



蓮くんは、私を鬱陶しいって思ってたんだ…

男女の間って、友情なんてないんだ…

好きか嫌いか…?そんなのわからないよ…


「九条様、この頃元気がないんだよねぇ~」

「誰のせいだとおもう~?」

「神城さんが鬱陶しくて、疲れちゃったんだよ」



そっか、私がいけないんだ…
私がいたから蓮くんは疲れちゃったんだ。そうだよね、あんなに迷惑かけちゃったし…


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