私の名前は神城結衣
家に帰ったらすぐにメイドさんにドレスを着せられ、メイクアップさせられ、車に乗せられてこの九条財閥60周年のパーティーにきてるの


今日はお父様が来るはずだったのに、急なトラブルが発生したということで、代わりとして出席してる



「神城様、今日も美しいですね~どうです今度私と一緒に食事にでも」

「いや、神城様、僕とお食事にいきましょう」

「いや、僕と…」



「すみません、ちょっとお手洗いに行きたいので…」



お手洗いに行くというのは真っ赤な嘘で、本当は、何人もの男の人が寄ってくるので恐怖を感じたから


男の人って怖い

あまり男性とは関わらなかったから……かな?


そんなことを考えながら会場から出ていた




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