遼をわたしの部屋に通す。 遼の顔をちらとみる。 なにか覚悟したような顔つきだ。 やはり、何か感じているのか… 「懐かしいな」 先に口を開いたのは遼だった。 「…そうね」 わたしはなんの気なしにそう答える。 「俺さ…今日、優舞に謝りたいことがある」 なんで遼が謝るの?また? わたしがいいたいのは… 「ごめん、浮気してたの…俺のほう」