朝、クーラーがついていたので心地よい…


昨日は散々、もめた結果…

わたしのベッドの横に布団を無理矢理しいて龍之介にはそこで寝てもらった。



…ハズだったのに!


「きゃあああああああ!」



私の隣で龍之介がすやすや眠っていた。


「…ん」

「ちょっと!なにしてんのよ!」

「おお…おはよう」


おはようじゃないわ!


わたしのベッドはそこそこ広いので二人で寝れる…

けど!



こんなやつと寝たくない!


慌てて立ち上がろうとしたとき、足がすべって後ろに倒れてしまった。


龍之介の上に乗っかる形になった。


すると…


ふわっと逞しい腕がわたしを包んだ。







「…な!…いやっ」