ちょんまげとアイスキャンデー




そしておばちゃんのお菓子屋…いや駄菓子屋か。

そして隣には変な記憶喪失疑惑の男。


「おばちゃ~ん」

「はーい」


懐かしい。


「…優舞ちゃん⁉…んま、本当に久しぶり!大人ってぽくなったわね。

モテるって噂はきいてたけど」


誰だ。そんな噂ながしたの。

全くモテてないんだけど?


「うん…わたしはアイスキャンデー。あとこの人…」

「ま、お武士様?こんな彼氏さんなの?優舞ちゃんの彼氏って」

「…いや…」

「お腹がすいてるっていうから…全然関係ない人よ!

おばちゃん、あり合わせでなにかできない?」


おばちゃんはわたしと龍之介を交互にみていたが

にっこり笑った。


あ、わたしはこの笑顔に助けられてきたんだ。


「よし!こんなかっこいい彼氏さんに、腕振るうわ!」

「…だからちが…」


するとわたしのお腹もなった。

「…優舞ちゃんのもね」


おばちゃんは楽しそうに笑った。


おばちゃん…ありがとう。