寂しい…母子家庭って冷たい。


まあ父親の顔なんか知らないけど。



こうゆうとき、彼氏に電話してみるのが当たり前だよね。



電話をかける。

でも…冷たい機会音。

「デンゲンガキレテイルカ…」


遼、寝ちゃったのね。

わたしの気も知らずに。



抑えていたはずの涙がいまさら流れた。


「これじゃあ、踊れない…」


世界にわたしの味方はひとりもいない気がして。




「わたしはひとりぼっちなのかな…」



遼はなんの力にもなってくれない。