「…」 「…ま」 「……ゆ…ま」 「…………………優舞!」 ああ…龍之介……? そこにいたの? わたし…あなたを探して…… 「優舞…大丈夫か。うなされていた」 優しい龍之介の声に安心したのか わたしは涙がにじんだ。 「どうした、まるで幼子のように」 龍之介はわたしを力強い腕で抱きしめた。 「夢…怖かった。1人であなたを探してた」 「わたしを?」 わたしは龍之介の首にかじりついた。 「行ってはいや…」