「あわてて決めることないわ。


わたしだって、ぼんやりとした夢しかないから」



愛美はなんでもできる。


きっとなにか、大きなことをするに違いない。





わたしは何日間はもんもんと考えていた。



自分はどうしたい?


どうなりたい?



五年後、十年後…わたしは笑顔で、幸福でいるかしら。




そんな中、わたしに転機が訪れた。