すると、愛美は、そうっとわたしの手をとった。




「優舞、優舞のダメなところは自分を悲観視しすぎなとこ。



それから…自分の未来、人にきいてどうすんの?



自分の未来は自分で切り開かなきゃ!



どうしたらいいの?ってわたしにきいても仕方ない。



あなたの人生の主人はあなたよ」




龍之介もいっていた…


わたしの未来はわたしが決める。



すると、吉さんがこちらを向いて言った。



「優舞は自分で決める力のある子だと思うよ」




吉さんはにっこり笑った。







わたしは二人の顔をみた。



「…ありがとう。わたし、自分で考えるわ」