ベッドに入っても、龍之介は向こうをむいて 眠ってしまった。 「龍之介は何か夢あるの…?」 寝てるかな?と思いながら話しかけた。 龍之介はこっちをみずに答えた。 「…あるにはある」 「なに?」 「日本のために、最後まで幕府を守ること。 わたしの使命だ」 龍之介はそれだけ言って黙ってしまった。