龍之介がわたしの為に…? そう思うと嬉しくて嬉しくて… どんなに黒焦げでもわたしにはそれが すっごいごちそうに思えた。 「…ありがと。すっごい嬉しい!」 わたしは素直に微笑んだ。 龍之介は顔を真っ赤にしながら 「がんばれよ」 とボソッとつぶやくように言った。