ちょんまげとアイスキャンデー



ニコラスは雅之さんより

はるかにリードがうまかった。



リフト(持ち上げられる)ところも

するするできた。



ニコラスはびっくりするほど日本語がうまい。


「…うん!ユマはとっても踊りやすい。

奥ゆかしい、日本人の良さがたくさん持ってる」


「…体重、重くてごめんなさい」


わたしは汗をふきながら、ぺこっと頭を下げた。


「全然ダイジョウブ」



ニコラスはそういってウィンクした。



…なんてチャーミングなんだろう!



「さっきのところもう一回いい?」


「もちろん」




何回も練習に付き合ってくれるし、わたしの


ダメなところもちゃんと言ってくれる。