「ってか、付き合ってないよ?」
話戻りましたね。
仁さん、なかなかです。
「「付き合ってないの!?」」
「おん。」
岡本先輩も一応聞いていたんですね。
って、その反応はおかしくありませんか?
そもそも、私2年ですよ?
仁は3年だし、付き合うなんて思わないでしょ。
「なんだ、付き合ってるのかと思ったぁ。」
「なわけねぇし。」
「そうかなぁ・・・」
岡本先輩は何か悩んでいる様子で、私の方を見る。
「なんですか?」
「ん?いや、なんでもないわ。さて、私たちも帰りましょ。」
「また明日もよろしくお願いしゃっす。」
「はい。」
私もいよいよ明日から本格的に動くぞ!
でも、失敗したらどうしよう・・・。
私、おにぎりって作れたっけ?
スコアってどうやってつけるの!?
今から私の頭の中はパニック状態。
帰り道でも、明日のことで頭がいっぱい。
「じゃぁまた明日な」
「うん、ばいばい」
仁とも、別れて無事に家に着いた私。
「ただいま~・・・」
「おかえ、って!真里亜!?」
私は、どうやら頭がパンク寸前だったらしく玄関でバッタリ倒れた。
「お母さん・・・」
「どうしたの?」
「私・・・」
「・・・?」
スースー―――
そのまま眠ってしまった。


