「いや、お前の隣汗臭そうだから。」
「お前、嫌味しかいえねぇの?ってか他に理由あんだろ。」
「裕樹、俺ここ?」
「そうっすね。はぁ。んで俺が気ぃ使わねぇといけないんすか。羨ましいっすねみなさん。」
「裕樹、じゃぁ私の隣に」
「真里亜は神野先輩の隣。」
「はぁ!?」
なんで、私が仁の隣なの?
しかも、今日私とんでもない自覚をしたのに、気まずすぎるよ。
「嫌ならもう席ねぇからあ歩きになるぜ?」
「それは、いやだ。」
「神野先輩どうします?」
「別に・・・。真里亜が嫌なら俺他のやつの隣でいいわ。」
なんとなく怒っているような雰囲気の仁。
私、なんか悪いこと言っちゃったかな。
別に汗臭いとかって言うんじゃないからね!
なんて言えません。
「ほら、お前ら早く座れ!出発できない!」
ついには先生に怒られる始末。
「座ってくださいね、神野先輩。で、真里亜。」
「「・・・・・・」」
仕方なく、というか流れで座らされた私たち。
しばらくは何も会話がなかった。
でも、話しかけてきたのは仁だった。
「なぁ。」
「・・・な、に?」
「負けた、な。」
「・・・そうだね。」
「「・・・・・・」」
返事に困るようなことばかり言ってくる仁。


