キーンコーンカーンコーン……… 「あ、鳴った。教室戻らなきゃね。」 そう言って優紀ちゃんがあたしの手をとって走り出す。 「ごめん、優紀ちゃん。先戻ってて。あたし、トイレ行って来る。」 そう言って、相沢晴樹と海斗に、またねと言ってトイレへ向かった。