「あ……」



教室の前に行くと、抜き打ちテスト結果がはり出されていた。

ドカーンと貼りすぎだろ………



「派手に貼るね……」



見てみると、あたしは一位だった。




「莉乃はわかってたけど………うん。あたしが最下位じゃなかったことが分かれば良い!!」


確かに。前は最下位とかだったもんね……


ん?



「隣のクラスの一位………相沢晴樹だ………!!!!」


かかかかか……

賢ッ!!!!


絶対バカだと思ってた……



ちなみに海斗が最下位だった。

亮くんは……わかんない。
今回は一位と最下位しかわかんないから、一位でも、最下位でもないことは確かだね。



「よぉ!………って、莉乃お前賢すぎ。」


イキナリ背後から相沢晴樹が出てきタ。

賢すぎ……?そんなになのに。


「そういうお前も賢すぎんだよ。俺なんか……俺なんか……最下位ダゾ!!!」



また背後から海斗が泣きながら出てきた。


だからびっくりするからやめて欲しいのに………



「あぁ……マジで最下位はないわww」



「うぜえー!!!ちょっと賢いからって調子のんなよー!!!!!」