クローン(CLONE)

TCNも飛び込んでくる。
3人は逃げたが何故か追いかけてこない。
泡となって解けていく。大丈夫かA3。早く砂浜へ上がれ。
いち早く、砂浜へ上がれたA3は助かることができた。
あの時A3を助けていなければ、TCNの弱点が分からなかっただろう。
A3はすぐに3人に祐樹が言っていたことを伝えた。
それを伝えたA3は自分の出番は終わったと言うかのように祐樹の隣でなくなった。
祐樹の携帯電話を借り、情報センターにすべてを伝えた。
その後、10分位で、助けに来た。1人ではなかった。
さっきの洞窟からたくさんのTCNが出てくる。
早く、ヘリに乗ったため助かった。
祐樹も死んでると分かりつつも希望を捨てず、病院に連れて行った。
この電話の後、すぐに本部の研究室で実験され、TCNは海水で溶けることが認められた。

すぐに上空から海水がまかれ、日本からTCNは姿を消した。

・・・場面は変わる。病院内。

やっと、2人は病院のベットから飛び出し。起き上がった。

「祐樹は?」裕也とあゆかの声が重なる。

「聞きに行くか。」

「うん。」2人はこの間、祐樹が死んだことを忘れていた。

看護婦に「祐樹は?」と裕也が聞く。

看護師さんは重い口を開いた。暗い表情で悲しみに包まれているような感じだった。「なくなりました。」その言葉を聴いた瞬間、過去の映像が流れる。

「おーい、祐樹。何してんだ。」「おい。ゆうき~~~。」

少し落ち着くと・・。寂しげに。