でもあたしはそこまで堕ちたわけではなかったらしく、新学期が始まってる今普通に生活できているし。


こうして共学に通ってるし、

「あたし、前に進みたいんだ。自分を信じてみる」

あたしがハッキリというと、雅はようやく微笑んでくれた。


「できる限りのことはするから」

あたしはつくづくこんな友だちがいて幸せだとおもう。


あいつと付き合ってたとき、何度も自殺を試みようとした。結局そこまで勇気はでなかったけど

あのとき死ななくてよかった。
「雅に会えたことであたし今まで生きてきたかいがあったよ」

あたしは思わずつぶやいた。やばい!!また重い女の子になっちゃった!!

あたしは言い訳をしようとしてやめた。

雅はその言葉に隠された意味を少し考えてから悪戯っぽい笑みを浮かべた。

「生きててよかった?」

あたしは思わずぽかーんとしてから雅の手をたたいた。

雅ったら、あたしの重い事実までジョークにしやがった!!(笑)

それが雅の優しさってことはわかってるから
あたしも微笑んだ。

「ほんと、その通りだね♪」