「....分かった。雅」

あたしはため息をついた。

あたしがせっかく了承したのに雅のかおはなぜか蒼白だ。

「あた…あたし、なんてこと!!ごめん、真優!!誘ったりなんかしてごめん!!無理しなくていいよ」


今ごろ思い出したのか雅はさっきより泣きそうだ。


それをなぐさめながらあたしは端からみたら変な光景だろうなあ(笑)
学校一大人と言われる雅が泣きそうでそれを学校一子供っぽいといわれる(泣)あたしがなぐさめてるをだもん(笑)

と1人笑っていた。

「大丈夫だって。それにあたしは逃げたくないから。今だって女子校じゃなくて共学にいるんだし、免疫はついてるよ」

「真優…」

あたしは中学の終わり
信じてた元カレに心も身体も傷つけられた。
それでもあたしは彼といた。その頃からあたしは狂っていたのかもしれない。
なのに、彼に散々なふられかたをしたとき、あたしの心は砕け散った。

それから、あたしは狂った。家でも気づけば家具をこわし、親が話しかけてもなにもはなさなくなり、夜になるとふらふらとまちをぶらつき何度も事故りそうになった。


幸い、それは春休みだったからあたしを心配した親はあたしを春休みの間精神科に入院させた。