ああ。幸せだなあ。
1ヶ月前までは
あたし こんなに幸せになれるなんて思ってもみなかった。

「涼二ありがとう」
心から。あなたに会えてよかった。

涼二は微笑むとようやく小さな箱をだした。

「はい」

「?」
なにこれ。
たぶんあたしの頭のうえには?が浮かんでたとおもう。

「誕生日プレゼントにきまってるだろ」
涼二が呆れたようにいう。

「え!!そんな!いらない!!」
あたしは後ろに飛び退いた。

「どうして?」
涼二は困惑してる。
傷ついてる…?

あたしは慌てて涼二のてをつかんだ。
「ちがうの!涼二は・・あたしに笑顔を、生きる意味を、幸せをくれた。これ以上なにかもらったらバランスがとれなくなる!」